ECD (ミュージシャン) がん闘病のECDさん死去、家族が伝える
がん闘病中だったヒップホップミュージシャンのECD(本名:石田義則)さんが亡くなったことがわかった。ECDさんの家族がツイッターで報告した。
25日、ECDさんのツイッターが更新され、「家族による代筆です。昨夜21時36分、ECDこと石田義則は入院先の病院で息を引き取りました。家族と友人達に見守られながらの最期でした。これまで応援してくださった皆さんには深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。告別式につきましては決まり次第こちらでお知らせします」とつづられた。
ECDさんは2016年、進行性のがんを患っていることを告白していた。
ECD(イーシーディー、本名:石田義則、1960年3月29日 -2018年1月24日 )は、日本のヒップホップミュージシャンである。妻は写真家の植本一子
経歴
1960年3月29日、東京都に生まれる。10代の頃、劇団キラキラ社に所属していた。
1982年、ジョン・ライドンのインタビューでグランドマスター・フラッシュを知り、ヒップホップに興味を持った。1986年、RUN D.M.C.の初来日公演を見て、ラッパーになることを決意した。1987年に音楽活動を開始。1989年、ヒップホップ・イベント、CHECK YOUR MIKEを主催した。
1990年、シングル「Pico Curie」でデビュー。1992年、初アルバム『ECD』をリリースした[5]。1996年、日比谷野外音楽堂にてさんピンCAMPを主催した。
2007年、松本哉が主催した高円寺駅前の政治運動にラッパーとして参加した。2008年、写真家の植本一子と結婚した。2011年、反原発活動に参加。同年、楽曲『反原発REMIX』を発表した。2012年、アルバム『Don't Worry Be Daddy』が発売された。
2013年、イルリメとの共作楽曲「The Bridge 反レイシズムRemix」を発表。そのほか、レイシストをしばき隊に同調するなど、反レイシズムの活動に関わっている。2016年、自身のTwitterで進行性のがんであることを公表した。2017年、2000年以降に発表された楽曲から選曲したベスト・アルバム『21世紀のECD』をリリースした 。