千葉県北東部

千葉県北東部
主に香取地域、海匝地域と東上総地域の一部を指し、九十九里浜沿いの地域も含む。概ね国道51号や国道126号の沿線を指している。利根川沿い地域では鹿行(鹿嶋市などの茨城県南東部)との交流関係が深いため、「ちばらき」と諷刺される事もあるが、千葉市との交流も大きい。香取市から鹿嶋市に至る利根川沿いから形成される「水郷」や美しい海岸線を持つ九十九里浜などの観光地を抱える。かつては利根川の運河交通の要衝として栄え、香取神宮などの有名な神社仏閣が鎮座し歴史的な街並みの残る佐原のある香取市や日本有数の漁港・醤油産地としも知られる銚子市などは古くから発展してきた。農業が盛んで、銚子市周辺は比較的温暖な気候のため、畑などでは、メロン、キャベツ、植木などが栽培されている他、成田空港以東の下総台地を構成する地域は、東総と呼ばれており、「香取干潟八万石」といわれる所で、水田地帯が広がり、ブランド米の『多古米』の産地でもある。近年は多くの自治体で人口減少が続き、過疎地域となっている。スポーツ界においてこの地域出身のプロ野球選手が多く、千葉県立銚子商業高等学校銚子市立銚子高等学校、横芝敬愛高等学校の卒業生が目立つ。