京都市の安楽寺で火災、女性1人が心肺停止
25日早朝、京都市の寺で火事があり、7人が病院に運ばれました。このうち、50代女性が心肺停止の状態だということです。
午前6時ごろ、京都市左京区の安楽寺から「敷地内の建物が燃えています」と110番通報がありました。この火事で、木造2階建ての庫裏と呼ばれる住職や家族らが住む建物およそ100平方メートルが全焼し、隣接する建物も2階部分が焼けました。
「めらめらと燃えていた。一番心配だったのは燃え広がらないかと」(火事を目撃した男性)
消防などによりますと、住職ら8人が住んでいて、幼児2人を含む7人が搬送されました。このうち50代の女性が心肺停止で、20代から30代の男女2人が軽いけがだということです。
安楽寺は「哲学の道」の近くにあり、紅葉の名所として知られていて、シーズンには多くの観光客らで賑わうということです。
警察と消防が出火の原因を調べています。(25日13:48)